NMB48・須藤凜々花さん解雇か?

先週の土曜日でしたでしょうか?AKB48の総選挙がありましたね。
総選挙の前には、沖縄の天気の関係で中止となり、すったもんだがあり、結局、無観客での総選挙だったようです。
私は、途中をちょろちょろと見ていましたが、見ていないときに、NMB48の須藤凜々花さんが結婚を発表されたようです。

普通であれば、おめでたいお話であり、祝福を皆が行うわけですが、今回は違いました。賛否両論があり、AKBグループ内でもその後の演説(?)で明らかなNMB48の須藤凜々花さんのことを批判するようなこともありました。おそらく結婚そのものを批判したのではなく、この場での発表について批判したのであることを祈ります。

確かにAKBでは、恋愛が禁止されているというルールは有名です。今回はそれを飛び越えて(本人たちは飛び越えていないと思いますが、初めて聞いたものからすると飛び越えて聞こえます)結婚と言うのは驚きです。話がややこしくなるかも分かりませんが、「車は危険だから運転はしてはだめだよ」とずっと言われてきた子供が、ある日突然「明日F1レースに出るから観戦に来てね」と親に言う感じぐらいの驚きと飛び越えでしょうか?^^

ところで今回、NMB48の須藤凜々花さんは事務所を解雇になるとの報道が出ています。本人はある程度覚悟はしていたことでしょう。
ただAKBのメンバーも女性であり、人間です。異性を好きになることもおかしくはありません。結婚をしたいと言う気持ちもあって当然です。これは個人の尊厳を規定している憲法24条を根拠に、他の法律でも尊重すべきと制定されております。もしこれに違反する法律が出来た場合はそれは憲法違反の法律であり無効と解釈されます。こういう場合によく出てくる法律に民法の90条というものがあります。いわゆる公序良俗違反だ!と主張し「無効!」と主張するものですね。

つまり一般的には、「恋愛を禁止する」「結婚を禁止する」というものは、いくら私的自治の原則から自由に契約を結べると言っても、その部分は無効となります。もちろんですが、これが理由で解雇されてもこれは無効と解釈しても当然です。

ただ今回は、なんなんでしょうか?どう解釈すればよいのでしょうか?おそらく事務所には顧問弁護士のような法律のスペシャリストがいるはずですから、もし解雇にするにしても何らかの方法で解雇(表向きは解雇でも、自己都合による退社とするなど)を有効なものにして、後々トラブルにならないようにするかとは思いますが。

まあこういう感じで、今回のNMB48の須藤凜々花さんの件は、法律的に考えると、一般的にはあり得ない状況です。もし一般の会社員の女性が、「はい、結婚したから解雇ね」って社長から言われたら、労働基準監督署に駆け込むでしょうね・・・。

 

さてここからは法律など全く無視して今回の件を個人的な意見でお話をしますが、今回の件、NMB48の須藤凜々花さんは、ちょっと順番を間違えてしまったのではないかと思います。
もし、総選挙前に卒業を発表し、総選挙にも出ない。そして、総選挙後の落ち着いた時期に卒業し、結婚を発表していたらどうだったでしょうか?もしくは、卒業の発表と同時に結婚を発表するとか・・・。
情報によるとお母さまが子宮頸がんに罹患されているようで、「一日も早く花嫁姿を見せたかった」ということも聞きます。ただ、であえれば尚更・・・という気がしますね・・・。

ただ、まだ20歳と言う若い女性です。冷静に順を追ってどうこうということまで考えられなかったかも分かりません。そういうところも理解してあげたいように思います。

なにはともあれ、若い女性がせっかく良きパートナーを見つけ結婚を決断されたのであればファンの方々にはお気の毒かも分かりませんが、今後はそっと幸せを願ってあげては如何かと私は思います。