今朝、緊急ニュースで長嶋茂雄元巨人監督がお亡くなりになったとのニュースが流れました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
私は巨人のファンではありませんが、国民的英雄とも呼ばれていた方の訃報に残念な気持ちです。私も歳をとったのか、私の中で好きだった方がどんどん亡くなっているようで悲しくなります。野球界では、星野仙一様、野村克也様、そして芸能界では志村けん様、谷村新司様、西田敏行様、中山美穂様・・・、テレビ、映画、音楽と毎日のように見たり聞いたりしていた方が亡くなるのは、非常に悲しいものですね。
人は生を受けた日から死へ進んでいると、哲学的ですが聞いたことがあります。老いから死へ、この普遍的な事実を人はなんとか伸ばし、そしていつかは死ということがなくなるような様々な医療などの研究が進んでいるようです。この中で老いについては、私が今、専門業務にしている化粧品も少しは貢献しているかと思います。もちろん、アンチエイジング(老化防止)という効果は化粧品にはありません。しかし、少しでも若く見せる、化粧品自体に老化防止効果は無くとも、結果的に保湿等を行うことで少しでも肌の老化が1年でも遅らせることは、あるのではないかと思います。
化粧品はあくまで「効能」しかありません。「効果」はないのです。こう言うと、意味が無いように聞こえますが、効能というのは荒っぽく言うとプロセスをサポートするイメージです。プロセスですから、結果は分かりません。良い結果が出ることもあれば、何ら結果が出ない場合もあります。一方で効果は、結果です。もちろん結果が出ないことも対人間の物ですからありますが、一定の試験データにより立証はされております。
つまり化粧品には効果が無く効能しかないと言うと意味がないように聞こえますが、人によっては効果が出るのが化粧品です。上手く自分に合う化粧品を使えば、結果が出ることもあります。合うか合わないかは使ってみないと分かりませんが、ただここが面白い所でもあると私は思っております。
効果がある物には医薬品と医薬部外品があります。しかし医薬品も医薬部外品も成分はほぼ同じです。国が定めた有効成分で、名称が違ったり、多少、配合量が多いか少ないかと言う程度です。一度、ドラッグストアに行って鎮痛剤の成分表を見てみてください。ほぼ同じであることが分かると思います。これは医薬部外品も同じです。
一方で化粧品は、似たものは多くありますが、千差万別です。これは医薬品や医薬部外品と違って、国が定めた成分という物がなく、配合禁止、配合制限を守れば、極端な話、何でも配合は出来るからなのです。また販売するまでに「承認」という国の制度を不要としていますから、昨日の夜思いついて、1週間で製造、出荷なんてことも不可能ではありません。
ここが化粧品の面白さだと思っております。