「おかげ様」「お世話になります」・・・

日本では、「おかげ様」や「お世話になります」という言葉を良く使います。ほとんど挨拶のように使っています。
この「おかげ様」「お世話になります」という何気なく使っている言葉、今日はこの言葉をよく考えて見たいと思います。

「おかげ様です」これは、「神様のおかげ様です」ということが本来の意味だと聞いたことがあります。しかし現代では、何かを成し遂げたとき、助けてもらった時などに、「皆様のおかげです」という意味になっているように思います。人が何か成したときや、助けてもらった時に、私一人でできたわけではなく、皆様のお力添えがあったから成し遂げたのです・・・素晴らしい考え方です。人は一人では何も成し遂げることができず、すべてにおいてみんなの力が合わさって事を成し遂げることができる。いわゆる絆によって成し遂げる、ということでしょう。東日本大震災の復興メッセージに「絆」という言葉を使っています。復興は、一人ではできません。みんなのおかげ様によって復興します。日本人全員が、おかげ様の精神で頑張りましょう!

また、「お世話になっております」これは、ビジネス社会の挨拶言葉ではすでに定着しております。これも「おかげさまです」と類似したものがあり、商売ができているのは皆様にお世話してもらっているおかげです・・・という意味にでもなるのではないでしょうか?つねに、自分ひとり、会社一つで動いているのではなく、皆様にお世話になりながら運営させて頂いているということです。

以上2つの、挨拶にもなっている言葉は、何気なく使っていますが、よくよく考えて、意味を噛みしめながら使うと、人間関係というものは素晴らしい方向へ行くように思います。
ぜひ今日は、この2つの言葉の意味を改めて考えて使ってみては如何でしょうか?

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