昼顔

先日、オンデマンドでなんとなく昼顔のドラマを見ました。1話を見て、2話を見て・・・もう最終回まで一気に見てしまいました。連続ドラマって見始めると止まらないですね。少し前は海外の連続ドラマのウォーキングデッドをシーズン1からシーズン6まで見てしまいました。これも見始めると止まらなくなり、寝る時間がどんどん遅くなり、眠りも浅くなり、ちょっと睡眠不足で昼間の眠気に耐えられなくなりそうなほどでした。

連続ドラマを見る場合は気を付けなければならないですね!

ところで「昼顔」は6月10日に映画が公開されるようです。映画は、なかなか映画館まで足を運ぶのが休みの日は面倒で、行きません。映画は趣味で大好きなのですが、一人だとなかなか見に行かないので、本当に趣味が映画鑑賞かというと自分でも疑問を感じます。

ただ最近は、映画の公開が終わったら、すぐにDVD化されるので、DVD化されると見ます。(もっぱら最近はオンデマンドばかりですが・・・)

しかし今回は、見に行こうと本気で考えています。なんせドラマを見終わってすぐですから、続編的な映画が見たくて仕方ありません。

昼顔は、女性の不倫のドラマ(映画)です。

不倫は不法行為ですから、やってはいけません。ただ、恋は盲目と言われます。時々、お話しするのですが「判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如により再婚する」ということをおっしゃる方もいますよと。
本当に愛して結婚し今でも幸せに愛し合っている方がほとんどですから、「判断力の欠如で結婚なんて失礼だ」「相手から暴力を受けても忍耐しなければならないのですか!忍耐力の欠如なんておかしい!」「記憶力の欠如って・・・失礼でしょ!ちょっと笑えるけど・・・」なんて批判を受けそうですから弁明しますが、すべての方に当てはまるものではなく、またこれは一種の哲学のようなものですから、真剣に受け取らないでくださいね!

それではなぜこのようなことを言ったかと申しますと、脚本家の井上由美子さんに寄せられたコメントに「人を好きになると、イライラすることも、もやもやすることもあるし、あとで後悔するような馬鹿な行為だってしてしまう。まして不倫だったら、家庭や仕事すら失う可能性がある。誰も好きにならなければ、毎日冷静に落ち着いた生活ができるのに」(Yahoo!ニュース引用)というものがあったそうです。

これがいわゆる「判断力の欠如」ではないかと思います。恋は盲目とも言いますね。判断力が失われることは悪いことではありません。人間の脳がそのようにさせているようですから。。。相手の良い部分ばかり見えて、悪い分は見えなくなる、そして万が一悪い部分を見ても脳が消し去ってしまう。本能です。仕方ありません。

普通の恋愛ならそれでよいでしょう。ただ結婚となると、ちょっとどうでしょうか。結婚すると、悪い部分も見えてきてしまいます。脳がクールダウンすると特に目立つこともあります。そしてそれが原因で離婚もあり得ます。性格の不一致による離婚っていうものですね。結婚も大変ですが、離婚はもっと大変です。なぜなら婚姻中に築き上げた物事を清算しなければならないからです。また離婚後の生活も考えなければなりません。お子様がいらっしゃれば、さらに大変です。

なぜあの時(結婚)に、この人の性格を気付かなかったのだろう・・・。ただ単に嫌われたくないという気持ちだけで、なぜあの時に私のすべてを出さなかったのだろう・・・。離婚するときの離婚協議中の大変さを味わっている中で様々な後悔は出てくるかと思います。時間を戻したい・・・そう思う方もいらっしゃるかも分かりません。もちろん、思い出もたくさんありますから、後悔はしていない。よい年月を過ごせたという方もいらっしゃるでしょう。特にお子様がいらっしゃればそう思う方は多いかと思います。

しかし、できれば離婚なんてしたくないと思う方はほとんどで、そうあるべきだと思います。

これをお読みになっている方は、既婚者の方が多いと思います。ですからいまさら・・・というお話になりますが、結婚前はぜひ、一度クールダウンしてみませんか?と言いたいです。もし周りに今から結婚をお考えの方がいらっしゃるとか、今、これをお読みいただいている方で結婚をお考えの方は、ぜひ挑戦してみてください。また挑戦をアドバイスしてあげてください。

なかなか難しいですけどね!おそらく聞く耳を持ってくれません。

じゃあどうすればよいか?様々な離婚を見てきた専門家のところに反対に行ってみてください。え?結婚するのに離婚の専門家のところへ行く???なんで??

それは離婚話を多く聞いていると、反対に冷静な立場でリスクが見えてくるのです。「私たちは大丈夫よね!」「うん!愛し合ってるもん」なんて言われる方がほとんどでしょうが、そういう方には、「では無意味かも分かりませんが、婚前契約書っていうと重くなりますから、結婚後の未来予想図を作ってみましょうよ」と言いたいです。

結婚したらすぐに子供を作ろうね!何人作ろうか?もし出来なくてもいいよね!家は購入する?賃貸でずっと生活する?購入するなら一戸建て?マンション?ペット飼おうか?犬?猫?

まあ言い出すときりがありません。これを2人だけで話し合うことは多いと思います。ただ2人で話し合うと初婚の場合、思わぬところが抜けていることがあります。結婚も離婚も経験していませんから5年後、10年後、老後まで考えられませんし、もしそこまで話が進むと「まあ私たちなら何とか乗り越えられるよね!」で終わります。そして実はそこが実際は乗り越えられなくなることがあります。

ですから離婚の専門家と一緒に話し合うのです。そうすれば抜けていることをアドバス出来ますし、冷静な人がいると、その時は何も思わなくても、その後、帰った後にふと考える機会が出てきます。すべて離婚につなげるのは良くありませんが、もし少しでも「あれ?」と思うことがあれば、踏みとどまる勇気も必要です。くれぐれも申し上げますが結婚をさせないようにしたいわけではありません。ただ、防げる離婚は防ぎたいのです。

もちろんすべてを結婚前に決められませんし、想定外の事態が婚姻中に起こること通常あります。ですから、結婚しても定期的に話し合いを持ってください。わざわざ専門家を入れるまでもないかも分かりませんが、専門家を交えて話し合うこともよいでしょう。

昔、今ほど離婚は多くありませんでした。原因は多々あると思います。離婚なんてとんでもない。恥ずかしいという風潮も影響していたでしょう。また女性蔑視であまり言いたくありませんが、中には一度家を出たら二度と実家の敷居はまたがないので嫌でも耐えてきた、という厳しい時代もあったでしょう。

ただ昔は結婚の際に仲人という人がいて、結婚生活で困ったときに仲人に相談し、仲人がアドバイスし離婚まではいかなかったということもあったと聞きます。今は仲人という言葉さえ消えかけています。つまり、家庭内で何かあっても仲人のような相談相手がいないのです。つまりワンクッションがありません。何年も一人で悩み続けいきなり離婚という決断をしてしまい、専門家に相談をする。もうこの時点では関係回復はほぼ見込めません。

よって、「あれ?こんなはずじゃなかった・・・この人と一生やっていけるのだろうか?」と思ったら、その時点で相談をすべきです。離婚を考える前に。相手に直接は難しいでしょう。直接言うと、反対にそれがきっかけで、ケンカになり離婚してしまった、なんてことになったら元も子もありません。

結婚時にお会いした専門家なら、親身にお話を聞いてくれるはずです。少なくとも私なら親身にお話をお聞きします。お聞きするだけで、どうしようもないこともあるかと思いますが、話すだけで心が軽くなることもあります。それにより離婚の未然防止が出来ればうれしい限りです。

最後に、たとえ話し合っても、専門家に相談しても必ず良い結果になるとは限りません。先ほど申し上げましたようにどうしようもないこともあります。逆に離婚を選択したほうが良い場合もあります。ただ婚姻時から事情を知っている第3者(専門家など)を持ち、何かあれば気軽に相談をできる人を持っているのと持っていないのとでは、大きな違いは出るものと思います。