化粧品・医薬部外品の許可を取得した後・・・

化粧品や医薬部外品の製造販売業や製造業の許可を取得している会社様は数多くあります。
新規で許可申請は一定要件を満たすと許可はおります。
この許可申請は薬事関係を専門にしている会社様でしたら、ケースによっては、それ程苦労せず許可までたどり着けますが、全く薬事に関係していない会社様でしたら専門用語が多く出てくるため、それを理解するまでに相当の時間と労力を必要とします。

ただ専門や経験がないからと言って全く許可申請は不可能かと言うと、もちろんですが、時間と労力さえあれば可能です。実際、私のような専門にしている行政書士を利用せず許可を取得されている会社様は少なくありません。

しかし許可を取得した後はどうでしょう?

許可取得後は許可期限の5年以内に行政の立ち入り調査もあり得ますが、立ち入り調査が全くなく5年後の更新時に初めて行政の立ち入りが入ると言うケースも多くあります(更新時は必ず立ち入り調査があります)。

そうなると、あまり理解せず許可申請をし、何とか許可を取得した会社様は、その後、安心してしまい普通の雑貨を販売するように何の記録書類も残さず、またそれが違反であることも知らず、指摘もされず運営をしてしまうこともあり得ます。これは絶対ダメです。

実は化粧品は医薬品と同じ法律で規制されています。医薬品と言うと取り返しのつかない健康被害も起こり得る非常に怖いものです。これは、ほとんどの方が認識しており、反対にご自身が医薬品を購入、服用する際はある程度、信用がないと購入しませんし、服用は怖くてできないと思います。

ところが化粧品はどうでしょう?医薬品と同じ法律で規制されているにもかかわらず、医薬品の様に慎重に考えず、気軽に購入、使用をされている方も多いのではないでしょうか?実は皮膚からの吸収される健康被害は医薬品と同じぐらい怖いものなのです。ですから同じ法律で規制されているのです。

つまり、化粧品を製造販売するということは、他人の健康を害する危険性のある商品を扱っているのです。この自覚をもって運営を行わないと、万が一大きな健康被害が出た場合、取り返しのつかない責任を負うこともあり得ます。少しの気のゆるみや、甘い考えが会社の存続自体を危ぶむ結果にもなりかねません。

そういうことから、私は許可を取得することについては、もちろん迅速丁寧に行いますが、許可前には必ず、運営後も見据えて、時間をかけてご説明をしております。さらに許可後のフォローも行います(有料)ある意味、ご自身で許可を取得された場合と比べると、許可取得時の化粧品の知識は遥かに多く持ち、すべてとは言えませんが、ある一定数、製造販売後のリスク管理は高くなっていると思います。

繰り返しになりますが、化粧品は医薬品と同等と考えても良いぐらい他人への健康リスクのある商品です。もちろんご自身で許可申請を行なうより費用面では弊所等に依頼すると高くなります。ただ、許可後のリスクを考えると、あまりよく分からず、許可を取得するよりはリスクは低くなり、しいては御社を守る結果になりますので、ぜひ、化粧品の製造販売業者や製造業者(許可を取得する)になる際は弊所をご利用いただければと思います。

なお弊所は11年目を迎えました。この間に、関東から東海、近畿、四国地方まで広い地域で許可申請を行ない、数多くの実績を残しています。さらに私自身が化粧品会社を設立し許可を取り、運営も実際に行っていました。ぜひこの実績経験を信じて頂き、安心してお任せ頂ければと思います。