冤罪のおそろしさ

今日、菅谷さんの記者会見をテレビで見ました。殺人事件の容疑者として逮捕され、起訴、そして有罪判決。決め手はDNA鑑定の結果、という事件です。

今でこそDNA鑑定の精度は約4兆分の1というまず間違いのないような確率ですが、その当時の確率は数100分の1という精度であったようです。数100分の1という精度で有罪判決を出したというのは、非常に恐ろしく、それを信じた警察、検察、そして裁判官は何らかの先入観をもって逮捕、起訴、判決をしたように感じます。特に裁判では、「推定無罪」という原則があります。ただ、今回は「推定有罪」からスタートして判決を出したのではないでしょうか?

確かに、人が人を裁く難しさはあると思います。裁判員制度がスタートし、皆様にこの難しさはのしかかってくる可能性があります。ただ、これに逃げずに、冷静な目で、公平な判断を下せるようにしていけたらと思います。

今回は少し重い内容になりましたが、今日のテレビを見て思ったことを書いてみました。

コメントを残す