離婚業務を行っているうえで・・・

私の事務所は、離婚協議書の作成を専門としており数多くの離婚協議書を作成してきました。
離婚協議書を作成するときに、考えるのは子供の今後のことです。これは私だけではなく相談者も皆、子供のことを一番心配されます。

よく親が離婚をすると、複雑な家庭と思われがちです。特に、その親が再婚すると養父が出てくるわけで一般的には複雑と思われてしまいます。それは子供も同じで、複雑な心境になるのは仕方ありません。いや特に、子供は敏感なので「うちは特別な家庭だ」と強く思うと思います。
しかし、私はそうではないと思います。
確かに、父母がいる家庭・・・これは普通かもしれません。ただ、何が「普通」なのしょうか?

家庭環境は人の顔と同じで千差万別で同じ環境などひとつもありません。普通や正解などありません。
父母が揃っているからっといって「いい環境」とは言えませんし、揃っていないからといって「悪い環境」ともいえません。

ごくごく平凡な家庭でも、平凡が嫌だといって出て行く子供もいます。

つまり家庭環境はもちろん大切ですが、家庭環境で判断するのは良くないと思うのです。

日本は、どうしても家と家との結婚と考えがちなので、前述のような判断をしてしまいますが、一人の人間として見る事で家庭環境など関係なくなります。そう考えることで、違った目線で判断が出来ると思います。

コメントを残す