行政書士試験と実務について

11月は行政書士試験があります。

最近の行政書士試験は、難易度が高くなり、法科大学院生でも合格点に達する人は少ないそうです。(専門分野より一般常識の足切りになる人が多いそうですが・・・)

しかしこの行政書士試験ですが、はっきり申しまして、実務にはほとんど関係がありません。もちろん、法律の考え方は多少身に付きますが、合格し行政書士として登録してすぐに、業務を行うのは到底ですができません。色々な実務書を読み、行政機関と話し合いをし、失敗を繰り返して一人前になります。

では、試験は全く無意味か??というと最近そうではない気がしています。

というのは、知識ではなく試験問題の処理能力です。行政書士試験は、時間との戦いです。そして、引っかけが問題のあちらこちらに隠れています。このいわゆるトラップに引っかからずに、手際良く正確に問題を処理する。これが出来て初めて「合格」のふた文字が見えてきます。(知識と思考能力がないと、ただふた文字が見えるだけですが・・・)

これは、実務にかなり影響します。行政書士の仕事は、素早く正確に次々に業務をこなさなければ終わりません。

行政書士試験では、まずこの基本である「素早く正確に」という能力を試しているようにも思います。

今、試験勉強をされている方は、もう知識のインプットは終わっていると思います。これからは、その知識を素早く正確にアウトプットし合格に向けて頑張ってください。きっと実務で役に立つと思いますよ!

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