郵便料金・・・

今年の10月にまた郵便料金の値上げがありました。今回は結構な値上がりのように感じます。

少し前には普通郵便の配達が遅れる、レターパックは早いという配達時間の変更がありました。この影響は大きく、普通郵便で出した封書がかなり遅く到着しています。人手不足などの影響は否めないとは思いますが、最近はデジタル化により郵送物も減少していると思います。であれば、これからを考えると、このような運用に変えるのは少し早すぎるのではなかったか?と思います。

そもそも信書は郵便局でしか送付できません。この部分を解消すれば、配達を他の宅配会社が行えるようになり、配達部数が分散されるため、人手が足りなくとも対応は出来るのではないか?と思います。

郵便料金の値上げについても、郵便局は信書などをについては独占状態ですから「じゃあ他の会社に送ってもらおう」ということが法律上出来ないこととなっております。よっていくら値上げしようが、我々国民はその値上げを受け入れざるを得ません。いわば高速道路料金のようなものですね・・・。

民営化される前というと、相当前のことですので今と比較は出来ないかも分かりませんが、こんなにサービスが悪くなり、かつこんな値上げはあったでしょうか?ちなみに郵便窓口のお昼は閉鎖するという流れも出てきております。

このサービスの悪化、料金の値上げについて、ニュースでは少し取り上げられはしますが、ほとんど誰も声を上げているように思えません。

民営化される前は、民営化されることで良いことが起きるとある総理は訴えていましたが、何か国民にとって良いことはあったのでしょうか?前述のようなサービス、料金に限らず、国の財政負担が減り、税金等々が下がるなどでも結構です。私の感じる限り良くなったことは何もないように思います。

そして年末も近くなり年賀状の季節となります。はがきの値段も上がり、年賀状を送ることを止める会社や、個人様も増えてきているように思います。値段が上がるから郵送物を減らす、ますます売上が減る、よってまた値上げをする・・負のスパイラルのような感じです。普通の民間企業がこのようなことをすれば、どうなるでしょうか?

携帯事業と郵便事業を比較するのは如何なものかとは思いますが、携帯会社はしのぎを削って、より安く、かつサービスを充実させ、顧客の獲得に全力で取り組み、国民にとって良いサービスと料金になってきつつあると思います。これは競争原理が働いているからだと思います。

ぜひ法改正を行い、信書を郵便局ではない配送会社も扱えるようにして頂きたいと思います。これにより競争原理が一気に働き、そうやすやすと値上げなどは出来なくなると思うのは私だけでしょうか。